高血圧と脳血管障害
脳内出血は高血圧が直接関与する脳血管障害で、病巣や重症度、病期(病気の進んでいる段階)などにより違いますが、意識障害、片麻痺、知覚障害、言語障害などの症状があります。
高血圧性脳症は脳循環には血圧が少々変動しても一定の血液が流れるように調節する働きがあります。この調節できる範囲以上に血圧が上昇すると脳血管は局所的な収縮と拡張を繰り返し、脳浮腫(むくみ)が起きてきます。脳浮腫は局所の神経症上のほかに、頭痛、嘔気、嘔吐、痙攣発作、錯乱状態などの原因になります。こうした症状は血圧を下降させることですぐに改善されます。
脳梗塞は脳内の出血ではなく脳の血管が詰まって血液の流れが悪くなります。脳梗塞は脳内血管の動脈硬化によって引き起こされることが多い疾患です。症状は脳内出血とほぼ同じです。
一過性脳虚血発作は一時的に脳血管が詰まった状態となることで、症状はめまいやしびれ、頭痛などですが、発作は通常1分から5分以内、1~2分で回復することが特徴です。繰り返して起きるのは脳血栓の前触れの場合もあります。
